石川県によりますと、2日午後1時の時点で今回の地震による死者が県内であわせて30人確認されたということです
《石川県》
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石川県内で30人死亡確認(2日午後1時時点)
石川県によりますと、2日午後1時の時点で今回の地震による死者が県内であわせて30人確認されたということです。▼輪島市で15人、▼珠洲市で6人、▼七尾市で5人、▼穴水町で2人、▼羽咋市と志賀町でそれぞれ1人となっています。
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輪島市内で15人死亡確認(2日11時時点)
輪島市によりますと、2日午前11時の時点で今回の地震による死者が市内で15人確認されたということです。
また、市は
▼重傷の人が少なくとも7人、
▼軽傷の人が多数いるとしているほか
▼行方不明者の人数は「不明」だとしています。
また、市内では多くの住宅が倒壊するなどの被害が出ていて、市が確認を進めています。
“石川県内で6人死亡” 石川県警発表(2日5時時点)
今回の地震で石川県警察本部は2日午前5時の時点で石川県内では10代から90代までの男女あわせて6人の死亡が確認されたと発表しました。
石川県警察本部によりますと今回の地震による死者は2日午前5時の時点で
▽七尾市で50代の男性と女性、それに20代の女性の3人
▽輪島市で10代の男性1人
▽羽咋市で70代の男性1人
▽志賀町で90代の男性1人の、あわせて6人にのぼっています。
また、石川県によりますと、亡くなった6人のうち
▼輪島市の10代の男性は倒壊したビルの下敷きになったということです。
▼七尾市で亡くなった50代の男性は倒れてきた灯篭の下敷きになり
▼七尾市で亡くなった50代の女性と羽咋市の70代の男性は倒壊した家屋の下敷きになったということです。
このほか小松市の80代の女性と、野々市市の10歳未満の女の子のあわせて2人が軽いけがをしたということです。
行方不明者や重傷者については確認中だとしています。
珠洲市 60人以上が病院に搬送
珠洲市によりますと、市内では今回の地震で少なくとも60人以上が病院に搬送されたということです。
七尾市 公立能登総合病院 33人搬送(1日午後8時)
震度6強の揺れを観測した七尾市にある公立能登総合病院の災害対策本部によりますと、1日午後8時現在で、33人が搬送されたということです。
このうち▽七尾市の50代の女性の死亡が確認されたほか▽重傷が2人▽軽傷は30人だということで、入院患者や医療関係者、病院のスタッフにけが人はいないということです。
病院によりますと、1日午後8時以降も骨折や切り傷、打撲を負った人たちが次々と救急車で運ばれているということです。
また、病院では地震のあと断水が続き、手術や透析ができなくなっているため、県に給水車の支援を依頼し、2日中に到着する見込みだということです。地震の際に故障して使えなくなった医療機器もあるということで、病院の担当者の女性は「地震がひっきりなしに続き、棚からものが落ちたり、水漏れで水浸しになったりしている。まずは手術ができるよう早急に水が必要です」と話していました。
七尾市の病院 3人搬送 約30人が診察に
震度6強の揺れを観測した七尾市にある恵寿総合病院によりますと、病院の外壁が壊れ、窓ガラスが割れるなどの被害が出ていて、一部の入院患者を別の部屋に移動させる対応をとっているということです。また、病院では、断水の影響で手術や透析ができなくなっているということです。恵寿総合病院には、地震のあと骨折の患者など3人が搬送されたほか、およそ30人が診察を受けに訪れているということです。
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輪島市の能登空港で約500人が孤立状態 付近の道路寸断で
国土交通省によりますと、石川県輪島市にある能登空港は、利用客や付近の住民などおよそ500人が空港内の駐車場に避難していますが、付近の道路が寸断され孤立状態にあるということです。
能登空港は地震の影響によりターミナルビルのガラスが割れたり、天井がはがれたりする被害が確認されたことから、避難している人たちは駐車場のバスやレンタカーの中で待機しています。
食料や毛布は支給されているということですが空港付近の道路が通行できず孤立状態にあるということです。
また、滑走路では深さおよそ10センチ、長さおよそ10メートル以上の亀裂が複数か所で確認され、4日まで閉鎖する予定としていますが、道路の寸断により修繕にあたるスタッフが空港にたどりつくことができず、復旧の見通しは不透明の状況だということです。
能登地域の全域をはじめとする16の市と町で断水
石川県の災害対策本部によりますと、石川県内では能登地域の全域をはじめとする16の市と町で断水が発生していて、現在、詳しい状況を確認しているということです。